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【2026年度入試】英検利用入試で大学受験を有利に!得点換算・加点・出願条件を徹底解説

大学受験の英語対策、共通テストや個別入試の勉強だけで大丈夫ですか?
実は今、多くの受験生が「英検」を活用して、大学入試を有利に進めています。
市川市・本八幡エリアの高校生の保護者の皆様、お子様の大学受験を考えるなら、「英検利用入試」という選択肢をぜひ知っておいてください。
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## なぜ今、英検利用入試なのか?
### 共通テスト・個別入試は「1回勝負」、英検は「年間最大9回」
大学入学共通テストは年に1回。個別入試も基本的に1回勝負です。
体調不良、緊張、想定外の難化…どんなに準備しても、たった1回の試験で実力を100%発揮できるとは限りません。
一方、英検は**年間最大9回**の受験チャンスがあります。
- 従来型英検:年3回(各検定期間に1回)
- 英検S-CBT:年6回(各検定期間に2回)
つまり、**1年間で最大9回、同じ級に挑戦できる**のです。
仮に1回目で思うような結果が出なくても、次の機会に再挑戦できます。この「複数回受験できる安心感」は、共通テストや個別入試にはない大きなメリットです。
### 「落とすための試験」ではなく「基準点を超えれば誰でも合格」
共通テストや個別入試は、限られた合格枠を争う「競争試験」です。
一方、英検は**「基準点を超えれば誰でも合格できる」資格試験**です。
周りの受験生の出来に左右されず、自分の実力がそのまま結果に反映されます。しっかり対策すれば、確実にスコアを伸ばせるのが英検の特徴です。
### 出題傾向が決まっているので対策しやすい
英検は出題形式が明確に決まっています。
- リーディング:語彙問題、長文読解
- リスニング:会話文、説明文
- ライティング:意見論述(2級は80〜100語、準1級は120〜150語)
- スピーキング:面接形式(S-CBTは録音形式)
出題パターンが安定しているため、**過去問を繰り返し解くことで効率的にスコアアップ**できます。共通テストのように「今年は傾向が変わった」といった不確定要素が少ないのも魅力です。
### 早期にスコアを取得すれば、他教科に集中できる
ここが最大のポイントです。
例えば、芝浦工業大学の英検利用入試では、以下の換算式が適用されます。
**(CSEスコア − 1450)÷ 10 = 換算得点(100点満点)**
英検準1級合格ライン(CSE 2304)なら、**換算得点は85.4点**。
英検2級で高スコア(CSE 2450)を取れば、**100点満点換算**も可能です。
つまり、**高2のうちに英検で目標スコアを取得しておけば、高3では数学・理科に全力集中できる**のです。
これは共通テスト本番で英語に時間を割くライバルに対して、圧倒的なアドバンテージになります。
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## 英検利用入試の3つのタイプ
英検を大学入試で活用する方法は、大きく3つのタイプに分かれます。
### タイプ1:得点換算型
英検CSEスコアを、入試の英語得点に**直接換算**する方式です。
**特徴:**
- スコアが高いほど高得点に換算される
- 当日の英語試験が免除される場合が多い
- 事前に「自分の英語得点」が確定するため、戦略が立てやすい
**代表的な大学:**
- **芝浦工業大学**(A方式):(CSE−1450)÷10で100点満点換算
- **立教大学**:統計的処理により独自換算
- **東京都市大学**:CSEスコアに応じて50〜100点のみなし得点
### タイプ2:得点加算型
基礎点に、英検スコアに応じた**ボーナス点を加算**する方式です。
**特徴:**
- 当日の試験も受験し、その得点に加点される
- 英検スコアが高いほど加点額が大きい
- 「保険」としても「武器」としても使える
**代表的な大学:**
- **千葉大学**:前期日程で最大40点加点(国際教養学部)
- **明治大学経営学部**:2026年度新設、最大30点加点
- **日本女子大学**:国際文化学科で最大40点加点
### タイプ3:出願要件型
英検スコアが**出願資格**として必要な方式です。
**特徴:**
- 基準を満たさなければ、そもそも出願できない
- 基準を満たせば、スコアの高低は合否に影響しない場合が多い
- 英語試験免除で、他教科のみで勝負できる
**代表的な大学:**
- **早稲田大学 文学部・文化構想学部**:CSE 2200以上(各技能500以上)
- **明治大学 国際日本学部**:英検準1級合格
- **芝浦工業大学**(B方式):CSE 1980以上で英語免除
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## 英検利用入試が活用できるおすすめ大学【文系編】
### 立教大学:全学部で英検スコアを活用可能
立教大学は、一般入試の全学部・全学科で英検スコアを利用できます。
**方式:得点換算型(統計的処理)**
立教大学独自の特徴は、出願締切後に全受験生のスコアを統計的に処理して得点化する点です。そのため、事前に「自分のスコアが何点になるか」は分かりませんが、共通テスト利用入試では目安が公開されています。
| CSEスコア | 換算目安 |
|-----------|----------|
| 2,450以上 | 100%相当 |
| 2,355 | 90%相当 |
| 2,265 | 80%相当 |
| 2,170 | 70%相当 |
**ポイント:**
- 級の合否は問われず、CSEスコアのみで評価
- 英検2級でも高スコア(CSE 2,300以上)なら十分戦える
- 有効期限は2024年1月以降の受験分
### 明治大学:国際日本学部と経営学部に注目
明治大学は学部によって利用方式が異なります。
**国際日本学部(出願要件型・英語免除)**
- **条件**:英検準1級合格
- **試験科目**:国語150点のみ
- **メリット**:英語が免除され、国語1教科で勝負できる
**経営学部(得点加算型)★2026年度新設**
2026年度から「大学入学共通テスト併用型 英語4技能試験活用方式」が新設されました。
| CSEスコア | 各技能要件 | 加点 |
|-----------|------------|------|
| 2,200以上 | 各530以上 | 出願可(加点なし) |
| 2,467以上 | 各570以上 | **+20点** |
| 2,630以上 | 各610以上 | **+30点** |
**注意点**:総合スコアだけでなく、Reading・Listening・Speaking・Writingの各技能スコアもすべて基準を満たす必要があります。
### 早稲田大学:文学部・文化構想学部はCSE 2,200が出願条件
**文学部・文化構想学部(出願要件型・英語免除)**
- **条件**:CSE 2,200以上 かつ 各技能500以上
- **試験科目**:国語75点+地歴50点=125点満点
- **募集人員**:文化構想学部110名、文学部85名
条件を満たせば英語試験は完全免除。国語と地歴の2教科で勝負できます。CSE 2,200は英検2級の高得点、または準1級合格ラインで到達可能です。
**国際教養学部(得点加算型・任意提出)**
- 1級合格:+20点
- 準1級合格:+14点
- 2級合格:+7点
英検スコアは任意提出で、未提出でも出願可能です。
### 女子大学:津田塾・東京女子・日本女子
**津田塾大学(出願要件+加点型)**
- **条件**:CSE 1,950以上
- **対象**:学芸学部、総合政策学部
- **特徴**:スコアに応じて段階的に加点(学科による)
**東京女子大学(出願要件型/得点換算型)**
- 学科により活用方法が異なる
- 英語圏文化専攻・国際社会学科は得点換算型(60〜100点の4段階)
- それ以外は出願条件型
**日本女子大学(出願要件型/加点型)**
- 国際文化学科以外はスコア不問で出願可能
- 国際文化学科はCSE 1,950以上が条件、最大40点加点
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## 英検利用入試が活用できるおすすめ大学【理系編】
### 芝浦工業大学:明確な換算式で圧倒的に有利
理系で英検利用入試を考えるなら、**芝浦工業大学が最もおすすめ**です。
2025年度から英語の独自試験を完全廃止し、英検・共通テストスコアの活用を推進しています。
**A方式(得点換算型)**
換算式:**(CSEスコア − 1450)÷ 10 = 換算得点**
| CSEスコア | 換算点 | 級の目安 |
|-----------|--------|----------|
| 2,450 | **100点**(上限) | 準1級上位 |
| 2,304 | 85.4点 | 準1級合格ライン |
| 2,200 | 75.0点 | 2級高得点 |
| 1,980 | 53.0点 | 2級合格ライン |
| 1,728 | 27.8点 | 準2級合格ライン |
共通テストの英語得点も使用可能で、**高得点の方が自動採用**されます。
**B方式(出願要件型・英語免除)**
- **条件**:CSE 1,980以上(英検2級合格相当)
- **試験科目**:数学200点+理科100点=300点満点
- **メリット**:英語が完全免除、数学・理科に全集中できる
**具体例で考える**
高2の秋に英検2級でCSE 2,200を取得した場合:
- A方式なら英語75点が確定
- B方式なら英語免除で数学・理科のみで勝負
高3の1年間を**数学と理科の強化に全振り**できます。これがどれほど有利か、お分かりいただけるでしょう。
### 東京都市大学:準2級から使える段階的換算
東京都市大学は、CSEスコアに応じて「みなし得点」が付与される独自の得点換算型を採用しています。
| みなし得点 | CSEスコア | 級の目安 |
|------------|-----------|----------|
| 100点 | 2,304以上 | 準1級合格以上 |
| 80点 | 2,142以上 | 2級高得点 |
| 70点 | 1,980以上 | 2級合格相当 |
| 60点 | 1,855以上 | 2級ギリギリ |
| 50点 | 1,728以上 | 準2級合格相当 |
**特徴**:本学の英語試験も受験可能で、高得点の方が採用されます。準2級で高CSEスコアを取得した場合、2級合格者より高得点になる可能性もあります。
### 工学院大学:CSE 1,750で英語免除
- **条件**:CSE 1,750以上
- **対象**:先進工学部、工学部、建築学部、情報学部(全学部)
- **試験科目**:学科指定の2科目のみ
- **有効期限**:2024年2月以降
### 東京電機大学:CSE 1,728で英語免除
- **条件**:CSE 1,728以上(準2級合格相当)
- **対象**:システムデザイン工学部、未来科学部、工学部、理工学部
- **試験科目**:数学・理科(または国語)の2科目
### 千葉工業大学:幅広い方式で英検活用
- A日程タイプⅡ:CSE 1,764以上で英語免除、2教科受験
- B日程・C日程タイプⅡ:英語のみなし得点を段階的に付与
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## 国公立大学でも英検が使える【千葉大学】
「英検利用入試は私立大学だけ」と思っていませんか?
実は、**千葉大学では前期日程で英検による加点制度**を実施しています。
**方式:得点加算型**
加点は共通テストではなく、**個別学力検査(二次試験)の外国語**に対して行われます。
### 多くの学部(文学部、法政経学部、教育学部、理学部、工学部、情報DS学部、薬学部)
| CSEスコア | 受験級条件 | 加点 |
|-----------|------------|------|
| 2,300以上 | 英検1級または準1級 | **+10点** |
| 2,180以上 | 英検準1級または2級 | **+5点** |
### 教育学部英語教育コース、工学部デザイン・医工学コース、園芸学部、看護学部
| CSEスコア | 受験級条件 | 加点 |
|-----------|------------|------|
| 2,300以上 | 英検1級または準1級 | **+30点** |
| 2,180以上 | 英検準1級または2級 | **+20点** |
### 国際教養学部(特別制度)
| CSEスコア | 受験級条件 | 優遇内容 |
|-----------|------------|----------|
| 2,500以上 | 英検1級または準1級 | **満点換算(個別試験免除)** |
| 2,300以上 | 英検1級または準1級 | **+40点加点** |
**重要な注意点**
千葉大学では**受験級の制限**があります。
- 10点・30点・40点加点:英検1級または準1級を受験した場合のCSEスコアのみ有効
- 5点・20点加点:準1級または2級を受験した場合のみ有効
合否にかかわらずCSEスコアで判定されますが、**2級受験で高スコアを取っても10点以上の加点対象にはならない**点に注意してください。
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## 学年別・英検取得ロードマップ
### 高校1年生:まずは英検2級を目指そう
**目標**:英検準2級合格 → 英検2級挑戦
高1のうちに準2級に合格し、2級の過去問に触れておくことが理想です。この時期は「英検の試験形式に慣れる」ことが最優先。
**スケジュール例**:
- 4〜7月:準2級受験・合格
- 8〜11月:2級対策開始
- 12〜3月:2級初挑戦
### 高校2年生:英検2級取得、準1級挑戦【ここからが本番】
**目標**:英検2級でCSE 2,000以上 → 準1級挑戦
**なぜ高2が重要なのか?**
多くの大学で、英検スコアの有効期限は**「過去2年以内」**です。高2で取得したスコアは、そのまま大学入試に使えます。
また、高2のうちにスコアを確定させておけば、**高3の1年間を他教科の強化に充てられます**。
**スケジュール例**:
- 4〜7月:2級受験(CSE 2,000以上を目指す)
- 8〜11月:準1級対策開始
- 12〜3月:準1級初挑戦
### 高校3年生:11月末までに受験完了【逆算が重要】
**目標**:目標スコアの確定
高3で英検対策を始める場合、**遅くとも6〜7月には対策を開始**する必要があります。
なぜなら、**11月末までに英検受験を終えないと、出願に間に合わない**からです。
**逆算スケジュール**:
- 1月:大学出願開始
- 11月末:英検受験最終期限
- 6〜7月:英検対策開始
高3からのスタートでも間に合いますが、他教科との両立が大変になります。**できれば高2のうちにスコアを確定させておく**ことを強くおすすめします。
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## よくある質問(FAQ)
### Q. 英検は何級から大学入試に使えますか?
A. 大学によって異なりますが、**英検2級(CSE 1,980)から使える大学が多い**です。東京電機大学や工学院大学では準2級相当(CSE 1,728〜1,750)でも利用可能です。
### Q. 英検の合否とCSEスコア、どちらが重要ですか?
A. 多くの大学では**CSEスコアのみで判定**されます。不合格でもCSEスコアが基準を満たしていれば利用できます。ただし、明治大学国際日本学部のように「準1級合格」が条件の大学もあるため、志望校の要件を確認しましょう。
### Q. 英検S-CBTと従来型、どちらがおすすめですか?
A. **どちらでも大学入試に使えます**。S-CBTは1日で4技能を受験でき、日程の選択肢が多いのがメリット。従来型は面接官との対面スピーキングを好む人におすすめです。
### Q. スコアの有効期限はいつまでですか?
A. 大学によって異なりますが、一般的には**2023年度第3回(2024年1月)以降**、または**2024年1月以降**の受験分が有効です。志望校の要項で必ず確認してください。
### Q. 英検とTEAP、どちらがおすすめですか?
A. **英検の方が汎用性が高い**です。TEAPは主に上智大学・立教大学向けですが、英検はほぼすべての大学で利用可能。複数の大学を併願するなら、英検を優先することをおすすめします。
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## まとめ:英検利用入試で大学受験を有利に進めよう
英検利用入試のメリットをもう一度整理します。
✅ **年間最大9回**の受験チャンスがある
✅ 基準点を超えれば**誰でもスコアを取得できる**
✅ 出題傾向が決まっているので**対策しやすい**
✅ 早期にスコアを取得すれば、**他教科に集中できる**
特に理系志望の受験生にとって、英検利用入試は**数学・理科の学習時間を確保する最強の戦略**です。
市川市・本八幡エリアから通える大学でも、芝浦工業大学、千葉大学、立教大学、明治大学など、英検を有効活用できる大学は数多くあります。
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※本記事の情報は2025年12月時点のものです。入試制度・日程・配点等は変更される可能性がありますので、最新情報は必ず各大学の公式サイト・募集要項でご確認ください。

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