2025年共通テストの難易度を予想!|共通テスト対策は東進 市川|本八幡|大学受験の予備校をお探しなら|東進ハイスクール|東進衛星予備校|市川八幡校
2025年共通テストの難易度は今後どうなるの?
2025年共通テストの難易度に関して、過年度のセンター試験の結果、この34年間の共通テストの結果を分析して、2025年度の共通テストはどうなるのかを予測してみたいと思います。下のグラフは、「2024年共通テスト概況分析(旺文社教育情報センター)」より引用させていただきました。
上の表は、過去34年間、センター試験から2024年共通テストまでの平均点の推移です。新課程スタートの直前2年間(赤のマル枠)は平均点に動きがありません。(2019年と2020年は除く)そして、新課程スタートの年は、平均点が上昇しています。新課程導入の翌年は大幅にダウンしているケースが多いようです。つまり、新課程前は、出題傾向は変わらず、難易度は安定。新課程スタートで出題傾向が変化するもののソフトランディング。次の年から本格的に出題傾向が変わり難易度アップ=平均点大幅ダウンという流れが見えてきます。この流れで考えると、2025年の共通テストの平均点は、2024年よりアップする可能性が高いと思います。
また、2026年の共通テストは難化することが予想されます。高2の皆さんは難化する可能性がある共通テストへの備えが必要です。
2024年の科目別の平均点が2023年の科目別の平均点と比較してどうなったのかをご覧ください。
2024年に実施された共通テストの結果が、入試センターより公表されました。基幹3教科(英数国)の平均点が5.37ポイント上昇しています。
上記の理論を裏付ける結果となっています。
【公式】大学入試センター(共通テストの詳細について)
数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bともに平均点はダウン!
昨年は、 2022年「数学ショック」からの反動で平均点大幅アップとなりましたが、今年は、数Ⅰ・ A、数Ⅱ・ Bともに4点ほどダウンしています。 数Ⅰ・ Aでは考え方の本質的な理解が求められたり 、数Ⅱ・ Bでは公式暗記だけでは解けない高度な思考力が要求される出題などにより、やや難化しています。
ちなみに、数Ⅰ ・ Aは、 2020年のダウン以降、アップ・ダウンを繰り返しています。数Ⅱ・ Bも、 2017年のアップを起点として同様にアップ・ダウンを繰り返しています。
以下のデーターは旺文社教育情報センターより引用させていただきました。数Ⅰ・Aの得点は大幅に上昇したものの、過去34年間で見ると低い水準(難化)であることがわかります。
主要教科では「国語」の平均点が大幅にアップ 英語Rは過去2番目の低さ
2024年度大学入学共通テスト英語の平均点について
[英語]平均点 リーディング51.54点(-2.27点)/リスニング67.24点(+4.89点)/R+L合計118.78点(+2.62点)
リーディング(R)とリスニング(L)の平均点合計は、概ね120点前後での推移が続いていますが、 R・ Lは、 2022年に揃って平均点アップしたのち、対照的な動きとなっています。 Rは2023年、 2024年と 2年連続で平均点ダウンの一方、 Lは平均点アップが続いています 。 2024年の得点率は、セ試時代も含め、 Rは過去2番目の低さ、 Lは過去3番目の高さとなりました。情報処理力、推測力が問われるとともに、 Rでは、速読力・即解力が求められています。
2024年度大学入学共通テスト国語の平均点について
2020年から 4年連続ダウンしていた平均点が+ 10.76点と大幅アップしました。各大問とも複数素材を扱う出題傾向は変りませんでしたが、現代文では文意が把握しやすい文章が出題されたことなどで易化しました。 2025年新課程共テでは、実用的な文章の出題が想定されています。
時間をかけて説いた場合の正答率は83.1%です。ただ、英語と同じで高速で処理する必要があります。この手の問題は、慣れが必要です。東進の共通テスト本番模試を受験し、このタイプの問題の解法をマスターするのがおすすめです。
共通テストはなぜ難化したの?
時代が大きく変化する中、「知識が有るか、ないか」だけを問う試験を行っていては「社会・世界で活躍する人財」を輩出することはできないという要請を受けて、知識はあるのは前提として、思考力・理解力・応用力を問う試験へと変化したことが難化の主要な要因であると考えます。
下記の表を見てもらうと、そのことが良く理解できると思います。膨大な情報から必要な情報を探す高い情報処理能力を求める試験へと変化していることがわかります。
2020年のセンタ試験問題で使われたイラスト、グラフ、表の点数は40ですが、2022年共通テストで使用されたイラスト、グラフ、表の点数は128と大幅に増加しています。また、問題ページ数も221ページから247ページと大幅に増加。多くのイラストやグラフから、素早く、的確に情報を処理する学力が求められているということがわかります。
共通テストの英語の試験内容は、センター時代からどう変化しているのか?
高校生の平均的な英文読解スピードを1分あたり75単語とすると、英文を読むだけで試験時間(80分)が終了することになります。共通テストの英語で高得点を取るためには、英文の読解速度を毎分120語くらいに上げる必要があります。
共通テスト英語の来年の予測、出題傾向分析、学習方針を詳しく解説 共通テスト|英語|センター次回から大幅に変わった共通テストの英語対策について|市川市(本八幡)の東進|大学受験|塾|予備校|東進ハイスクール|東進衛星予備校|市川八幡校 2022年の共通テスト 英語( ...
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共通テスト数学の試験内容は、センター時代からどう変化しているのか?
難化した共通テスト 数学の対策としては、日頃から教科書の発展的な類題を演習しておくことが極めて有利に働きます。
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今回の記事のまとめ
- 共通テストは、情報化時代にふさわしい情報処理能力(思考力・理解力・応用力)を試す試験として大きく変容した
- センター時代の勉強方法だけでは、難化した共通テストに対応することは困難である
- 来年以降も難化傾向は続くと考え、早期から「難化した共通テスト」に対応できる学力を養成する必要がある