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受験直前期の合格するメンタルとは?|勝負脳を鍛える|合格する生徒 VS 不合格になる生徒

受験直前期の合格するメンタルの鍛え方|大逆転合格するための5つのルール

受験直前期の今、「不安で勉強が手につかない!」そんな受験生が増える時期です。

綾子さん
綾子さん
合格できるかどうか、不安になってよく眠れない。受験勉強が手につかない。

勉強していても学習内容が頭に入ってこない!

綾子さん
綾子さん
過去問を解いても合格点に全然到達していない!

模試で合格可能性が下がってしまった!

この時期こんな悩みや不安を抱える受験生が急増します。
ここで、第一志望校に合格するための3条件を再確認しておきましょう。

夢の第一志望校に合格するために必要なたった3つこと

  • 入試本番で合格最低点以上を得点すること
  • 学習パフォーマンスをアップすること(今日学習したことを入試まで覚えていること)
  • 併願校を含めた受験戦略

模試はE判定でも、過去問を解いて合格最低点に到達していなくても、入試本番で合格最低点以上を得点すれば合格できるのが入試です!満点を取る必要はないのです。残された日時を最大限に有効活用して、合格最低点よりも1点でも多く得点できるように戦略を立てて、これまでにない頑張りで学習ができれば、あなたにチャンスはあります。
注意しなければならないのは、不安で押しつぶされて勉強が手につかなくなることです。感情的にならずに、「ピンチはチャンス!」と感情モードから理性モードに切り替えて、可能性に目を向けて、客観的にデータを集めて多観点化、合格最低点よりも1点でも多くとれるように戦略を練ってください。そのうえで今日のアドバイスを参考にしていただければ、あなたにも大逆転合格の可能性は十分にあります!
多くの受験生が不安になるこの時期にメンタルを安定させて、一気に成績を上げて大逆転合格をする生徒も少なからずいます。
逆に、現在の合格可能性が高くても気が抜けると、合格するはずの大学に不合格になる生徒もいます。
実際、市川八幡校では、その高校からかつて合格したことのない難関大に合格する生徒、受験直前期にE判定から難関大に合格する生徒を多数輩出しています。実証済みの指導方法ですので、ぜひ、参考にしてみてください。
それでは、学習パフォーマンスを一気にアップして、第一志望校に大逆転合格するためのメンタルの鍛え方についてお話をしたいと思います。

直前期のこの時期は、最も成績が伸びる時期!


このデータからもお判りいただけるように、直前期の1か月間で100点以上の得点アップも可能です!

アテネ五輪と北京五輪の日本の競泳チームの新記録の比較データ


日本の競泳チームのアテネ五輪での自己新記録達成率は22.5%、北京五輪での自己新記録達成率は51.8%。日本新記録に至っては、アテネの3個から北京では9倍の27個と劇的にパフォーマンスがアップしています。
その理由は、脳神経外科医の林成之先生のアドバイスを取り入れたからだそうです。
ちなみに林先生はお父さん、お母さん世代だと覚えている方も多いと思いますが、サッカーのオシム監督の生命の危機を救った脳低温療法の生みの親でもあります。
また、脳科学をベースにした著書もたくさん出版されています。
市川八幡校では2010年に東進本部より林先生の理論を紹介されて以来、林先生の理論を受験生向けにアレンジして活用させてもらっています。
この記事では、林先生の理論そのままではなく、いろいろとアレンジしていますので、その点はご留意ください。
林先生の「勝負脳の鍛え方」にご興味のある方は以下を参照してください。
<勝負脳>の鍛え方 (講談社現代新書) 新書 – 2006/10/21

直前期のメンタルの鍛え方5つのポイント

学習パフォーマンスをアップする5つのルール

  • ①直前期の「もう大丈夫」は否定語。気を抜かずにこれまでにない努力を
  • ②目的よりもそれを達成する目標に集中
  • ③感情的(自動的)な否定語を使わない
  • ④練習は本番のように、本番は練習のように、常に全力投球
  • ⑤期限を決めて、一気に駆け上がる

ルール①|直前期の「もう大丈夫」は否定語。気を抜かずにこれまでにない努力を


競泳の例でいえば、「もう少しでゴールだ。」と思った瞬間に上図のように脳の血流量が下がって、パフォーマンスがダウンするそうです。
受験の話に置き換えれば、滑り止めの大学に合格して喜んでいるお子さんに対して、「本当に良かったね。これで一安心だよ!」とか言いそうになりますが、そこはぐっと堪えてください。お子さんが気を引き締めて頑張れるように、例えば「合格できてよかったね。今までやってきた努力が間違っていないことが証明されたと思うよ。ここでさらに気を引き締めて、これまでにないくらい頑張ろう!そうすれば、合格がぐっと近づく。応援しているからね。最後の最後まで気を抜かずに頑張ってね!」のような声のかけ方をしましょう。
保護者の皆さんもお子さんが第一志望校の合格を目にするまでは、一切、気を抜かずに応援しましょう。
また、直前期はこれまでにないハードトレーニングをする必要があります。
アテネ五輪では、競泳の選手は1カ月前から体調調整期に入り、少しペースダウンして体力を温存する作戦に出たそうです。それに対して、北京五輪では、1カ月前から、これまでにないハードなトレーニングを行ったそうです。その結果は冒頭でもお伝えした通りです。大学受験でも全く同じで、直前期を緊張感を持って、これまでにない努力を続けられた生徒は大逆転合格をする可能性が非常に高いことが経験的にもわかっています。

ルール②|目的よりもそれを達成する目標に集中

林先生がおっしゃるには、「金メダルを取る」は目的で、これにフォーカスしても駄目とのことです。
「金メダルを取るために、自分に何が足りていて、何が足りないか。いつまでにやるかという目標を明確にする」ことが大切だそうです。
これを大学受験に当てはめて考えると「第一志望校に合格する」は目的です。第一志望校に合格するための合格最低点にあと何点必要で、正答率が高いのに得点できていない単元・分野は何で、それを残り時間をどう使って効果的に克服していくのかということにフォーカスしなければならないということです。

ルール③|感情的(自動的)な否定語を使わない


怖いもの、不安なこと、嫌なことから逃げるのが人間の本能です。本能の働きは生命を守るために自動的に働きます。この自動的が曲者で、知らない間に数学が嫌いになったり、英語が嫌いになったりします。嫌いになれば、その教科の学習パフォーマンスは大幅に下がり、成績アップは望めなくなります。大逆転合格するためには、理性で本能(自動的)を制御する必要があります。
このサイトで何度も繰り返し強調していますが、「もう駄目だ!」と思ったら、自分は動揺していると気づくことが必要です。気づかなければ、あなたのメンタルはそのままジェットコースター状態に陥ります。気づいたら、一呼吸おいて、「ピンチはチャンス」と唱えましょう。ここで、理性モードにチェンジします。そして、可能性に目を向けて、残された時間で、合格最低点よりも1点でも多く得点するための戦略を、客観的なデータを集めて、多観点化して、考え抜きましょう。本能は、生まれながらに身についているものなので苦労しなくても自動的に働いてくれますが、理性は意識的に訓練しなければ身に付きません。このプロセスを意識しながら、本能に何度負けてもあきらめずに挑戦してください。必ず、ジェットコースター状態になる前にストップできるようになります。
本能由来の感情的な否定語に気づいたら、ストップ!これが強いメンタルを作るポイントです。

ルール④|練習は本番のように、本番は練習のように、常に全力投球

林先生によれば、損得、効率を考えると手を抜くという脳機能が生まれてくるそうです。
本当に勝負になった時に苦しくなると、言い訳が出てきて、本番で力を発揮できなくなります。
練習といえども手を抜いてはいけない。損得を考えずに全力投球する習慣を身につけると、本当に勝負がかかった時に力を発揮する才能が生まれてくる。ということだそうです。志望校の過去問を解く時も、模試を受験する時も常に本番だと思って全力投球することが強いメンタルを作るためにも、学習パフォーマンスをアップするためにも重要ということです。

ルール⑤|期限を決めて、一気に駆け上がる

例えば、東進には英単語1800というアプリがあります。共通テストに出題される単語の99.9%をカバーしています。このアプリを1日60分(20分✖3回)で毎日学習すると、おおむね2週間でマスターできます。毎日10単語ずつ、180日かけてコツコツと学習するよりも、一気にマスターして、間違えた単語を何度も復習した方が効果的である。ということです。

最後になりますが、今回の記事が受験生の皆さんの少しでもお役に立てたらうれしいです。
コロナやインフルの感染にはくれぐれも気を付けて、残された日時を大切に、悔いを残さないように全力投球してください。
来春の第一志望校合格を心よりお祈りしています!
頑張れ受験生!

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