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2024年共通テストはどうなる?|数学の平均点アップも依然難化傾向|市川市(本八幡)の東進|東進ハイスクール|東進衛星予備校|市川八幡校

2023年5月17日

2024年共通テストはどうなる?|難化した共通テスト|今後の予測は?|難化の理由とは?|東進 市川|本八幡で大学受験の予備校をお探しなら|東進ハイスクール|東進衛星予備校|市川八幡校

2024年共通テストの難易度は今後どうなるの?

2024年共通テストの難易度に関して、過年度のセンター試験の結果、この3年の共通テストの結果を分析して、2024年度の共通テストはどうなるのかを予測してみたいと思います。下のグラフは、「2023年共通テスト概況分析(旺文社教育情報センター)」より引用させていただきました。
2023年共通テスト過去の平均点の推移上の表は、過去34年間、センター試験から2023年共通テストまでの平均点の推移です。新課程スタートの直前2年間(赤のマル枠)は平均点に動きがありません。そして、新課程スタートの年は、平均点が上昇しています。新課程導入の翌年は大幅にダウンしているケースが多いようです。つまり、新課程前は、出題傾向は変わらず、難易度は安定。新課程スタートで出題傾向が変化するもののソフトランディング。次の年から本格的に出題傾向が変わり難易度アップ=平均点大幅ダウンという流れが見えてきます。この流れで考えると、2024年の共通テストの難易度は、2023年と同じ。出題傾向も変わらないと予想できます。ただ、今年の共通テストの平均点はアップしていますが、過去34年間で見ると、下から3番目の点数です。つまり、難易度は上がった状態なので、「難化した共通テスト対策」はマストと言えます。

2023年の科目別の平均点が2022年の科目別の平均点と比較してどうなったのかをご覧ください。

2023年に実施された3回目の共通テストの結果が、入試センターより公表されました。
【公式】大学入試センター(共通テストの詳細について)
2023年度大学入学共通テスト(本試験)平均点一覧(確定)

数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・Bともに平均点は大幅にアップ!

昨年大幅に難化した「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」は2科目合計で+36.11点と大幅に上昇しました。「数学Ⅰ・数学A」は昨年と比べて思考力を要する問題が減り取り組みやすい構成であったこと、「数学Ⅱ・数学B」は問題の意図が明確で計算量も減ったことなどが平均点アップにつながったようです。なかでも「数学Ⅱ・数学B」では80点以上の高得点層が前年から大幅に増えており、高得点が取りやすかった様子がうかがえます。
以下のデーターは旺文社教育情報センターより引用させていただきました。数Ⅰ・Aの得点は大幅に上昇したものの、過去34年間で見ると低い水準(難化)であることがわかります。
2023共通テスト数学平均点推移

生物の平均点が過去最低を2年連続更新!物理の平均点との差が23.65点となり得点調整!

大学入試センターは、1月14・15日実施の共通テストについて、理科②において得点調整を行うことを発表しました。対象科目は「物理」「化学」「生物」。平均点がもっとも高い「物理」と、もっとも低い「生物」の差が23.65点となりました。科目と得点に応じて加点し、平均点差を調整。加点される点数は「化学」で最大7点、「生物」で最大12点。得点調整は、共通テストが導入された2021年にも実施されており、共通1次試験での1回、センター試験での2回を含めて5回目となります。共テになってから特に理科②は平均点が安定しません。⼀昨年に得点調整が⾏われたばかりですが、今年再び⾏われることとなりました。また、⽣物は2年連続で過去最低の平均点を更新。調整前の平均点(集計率99.97%段階)は39.74 点で3 割台という低さでした(ちなみに⽣物は問題ミスがあり、4 点の問題で正解が1 つ増えています)。得点調整は平均点がもっとも⾼かった科⽬はそのままで、それ以外の科⽬に加点。受験者数が1 万⼈未満の⽬は対象外となります。そのため物理は変更なし、繰り返しになりますが、化学で最⼤7 点、⽣物で最⼤12点の加点、地学は対象外となりました。さすがに来年の生物は、易化するものと思われます。
共通テスト生物平均点の推移
2023年共通テスト得点調整後の理科②平均点

主要教科では「英語(リーディング)」「国語」の平均点がダウン

2023年度大学入学共通テスト英語の平均点について

英語[平均点;リーディング=53.81 点(-7.99 点)、リスニング=62.35 点(+2.90 点)、合計=116.16 点(-5.09 点)]リーディングは出題傾向に⼤きな変化はなかったものの、得点率53.8%で1994 年(48.2%)以来の低い⽔準となりました。しかしそれでもリーディング&リスニングの平均点合計はかなり安定しており、毎年6 割前後で推移しています。
2023共通テスト英語平均点推移

2023年度大学入学共通テスト国語の平均点について

国語の平均点はジワジワと4 年連続でダウン。センター試験から⼤きな変化がなかった共テ第1回と⽐べ、去年の第2 回、今年の第3 回は思考⼒を重視する出題傾向が強まっている。複数の⽂章を読み解いて考察する能⼒がカギとなりそうです。
2023共通テスト国語平均点推移

共通テストはなぜ難化したの?

時代が大きく変化する中、「知識が有るか、ないか」だけを問う試験を行っていては「社会・世界で活躍する人財」を輩出することはできないという要請を受けて、知識はあるのは前提として、思考力・理解力・応用力を問う試験へと変化したことが難化の主要な要因であると考えます。
下記の表を見てもらうと、そのことが良く理解できると思います。膨大な情報から必要な情報を探す高い情報処理能力を求める試験へと変化していることがわかります。
2020年のセンタ試験問題で使われたイラスト、グラフ、表の点数は40ですが、2022年共通テストで使用されたイラスト、グラフ、表の点数は128と大幅に増加しています。また、問題ページ数も221ページから247ページと大幅に増加。多くのイラストやグラフから、素早く、的確に情報を処理する学力が求められているということがわかります。

共通テストの英語の試験内容は、センター時代からどう変化しているのか?

2023共通テスト英語分析

高校生の平均的な英文読解スピードを1分あたり75単語とすると、英文を読むだけで試験時間(80分)が終了することになります。共通テストの英語で高得点を取るためには、英文の読解速度を毎分140語くらいに上げる必要があります。

共通テスト英語の来年の予測、出題傾向分析、学習方針を詳しく解説

共通テスト数学の試験内容は、センター時代からどう変化しているのか?

難化した共通テスト 数学の対策としては、日頃から教科書の発展的な類題を演習しておくことが極めて有利に働きます。

共通テスト数学の来年の予測、出題傾向分析、学習方針を詳しく解説

今回の記事のまとめ

  • 共通テストは、情報化時代にふさわしい情報処理能力(思考力・理解力・応用力)を試す試験として大きく変容した
  • センター時代の勉強方法だけでは、難化した共通テストに対応することは困難である
  • 来年以降も難化傾向は続くと考え、早期から「難化した共通テスト」に対応できる学力を養成する必要がある

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